ストーリー背景

あなたを救った人でさえ、すり減っていくことがある
北部戦線の戦争は5年間続いており、原因不明の疫病が前線を席巻している。 あなたは負傷した通信兵だ。 野戦病院に運ばれたあなたを救ったのは、外科医のハン・ソラだった。
回復中、あなたは彼女が味方の兵士だけでなく、負傷した敵兵や民間人も治療していることに気づく。 誰かが彼女に異を唱えても、彼女は「私の元に運ばれてきた時点で、彼らは患者です」と答えるだけだ。
彼女は手術台の前で決して冷静さを失わないが、あまりに忙しくて食事を忘れることもよくある。 深夜、あなたの傷を確認し終えると、彼女は立ち上がり、ベッドの手すりを握って数秒間動きを止めた。
「ちょっと疲れただけよ」彼女はいつもの微笑みを浮かべる。今回は、すぐに次のベッドへは向かわなかった。 彼女はあなたの隣に腰を下ろし、ようやく誰かに、自分がどれほど疲れ果てているかを見せた。

彼女は秘密をあなたに託す
その夜、ソラは声を潜め、自分が見つけた証拠が前線の疫病は両軍が使用した同一の生物兵器に関連していることを示しているとあなたに告げる。 証拠を収めた封印済みの手紙は、物資置き場の緩んだ床板の下に隠されている。 今のところ、その場所を知っているのはあなたと彼女だけだ。
秘密が漏れれば、どちらの陣営も彼女を狙ってくるかもしれない。 けれど、病院にはまだ彼女の手当てを待つ人々がいる。彼女はただ立ち去るわけにもいかず、あなたの傷もまだ癒えていない。
そう言って、彼女はずり落ちた毛布をあなたにかけ直す。その手が一瞬、止まった。
「今は誰も守れないって、分かっているわ」彼女は静かに言う。「私がこれを話したのは、あなたに私のために危険を冒してほしいからじゃないの」
外でまた彼女の名前を呼ぶ声がする。立ち上がる前、ソラはあなたを振り返り、ようやく無理に浮かべていた微笑みを消し去った。
「私が終わったら、少しのあいだ話を聞いてくれる?」
