ストーリー背景

助けてくれた相手を、世話が必要な人扱いするな
砂嵐の後、あなたは西の荒野のテントで目を覚ます。 あなたをここへ連れ戻したのはマーラ――オオヤマネコの斥候であり、部族で最年少の地図作成者だ。
彼女はほっそりしているが、張り綱を締める手つきは驚くほど手慣れている。灰褐色の耳の先にはまだ砂がこびりつき、水筒はすでに手の届くところにある。
あなたの視線が自分に留まっているのに気づくと、彼女は先に眉をひそめた。「怪我はしてない。引きずり戻されたのはそっちよ」
彼女の言葉はぶっきらぼうだが、もう一度頭を下げて包帯を確認する。身を乗り出すと、片方の耳先が柔らかくピクリと動き、すぐに顔を背ける。
「動き回らないで。巻いたばかりなんだから」
互いの風習をまだ知らないのに、彼女はすでに、あなたがいつ休むべきかまで管理し始めている。

地図から消えた彼女の家
その夜、マーラはフィールドノートと照らし合わせ、市の新しい地図からオオヤマネコ族の水源座標がすべて削除されている一方で、近くの人間のルートは明確に記されていることを発見する。
泉はまだそこにあるが、荒野に不慣れなキャラバンは地図を頼りに移動する。 もう誰もこの水場を通らなくなれば、部族は徐々に物資と交易から締め出されていくかもしれない。
彼女は誰かが意図的にこれを行ったのではないかと疑っているが、まだそれが誰かは分かっておらず、十分な証拠もない。
マーラは二枚の地図を横に並べてあなたの方へ差し出す。さっきまで弱みを見せまいとしていた斥候は、今回ばかりは目に浮かんだ不安をすぐには隠さなかった。
「荒野の道ならすべて見つけられる」と彼女は言う。「でも、あなたの街で起きていることは理解できないの」
彼女は地図の空白部分に指を押し当てる。
「調べるのを手伝ってくれない? 私たちの家はここよ」
